労働問題

残業代を請求したいのですが、どうすればよいでしょうか

残業代を請求したいとお考えの方は、弁護士に相談してください

会社に対して残業代を請求するには、以下の方法により進めることになります。

  • 残業代を計算する
  • 証拠を収集する
  • ③ 会社と交渉する
  • 労働審判裁判をする

これらの手続きを円滑に進め、適正な残業代を獲得するためには、専門的知識が必要不可欠です。残業代を請求したいとお考えの方は、まずは、アトム神戸法律事務所にご連絡ください。即日、無料でご相談ができます

それでは、残業代の請求の方法を詳細に説明します。

残業代を請求する方法

残業代を計算する

残業代を請求するためには、まず、残業代の計算をしなければなりません。

残業時間

残業時間は、所定労働時間と実際に働いていた時間を比較して、計算します。

所定労働時間とは、労働契約書、就業規則等に定められた始業時刻から終業時刻までの時間をいいます。

例えば、所定労働時間が9時~18時(休憩1時間)の場合、実際に働いていたのが20時までであれば、2時間残業していたことになります。

毎日2時間程度残業し、1年間残業していたとすると(年間出勤日数240日とする)、2時間×240日=480時間が残業時間になります。

1時間あたりの賃金額

1時間あたりの賃金額は、年収を年間所定労働時間で割って計算します。

年収を360万円とし、上記の例示と同様所定労働時間を9時~18時(休憩1時間)とすると、360万円÷(8時間×240日)=1875円が1時間あたりの賃金になります。

そして、残業代は、通常の給与よりも割増率(本件では2割5分)がかかります。

したがって、1875円×1.25=2343円が残業の1時間あたりの賃金になります。

残業代の計算

以上より、残業代の計算は、480時間×2343円=112万4640円となります。

証拠を収集する

残業代を請求するためには、所定労働時間、実際に働いていた時間の証拠を収集しなければなりません。

所定労働時間については、前記のとおり、労働契約書就業規則に記載がある場合が多いです。

実際に働いていた時間については、タイムカード出退勤の時間が記載されている業務日報職場で使用しているパソコンの利用時間の履歴メールの送信履歴IDカードによる会社への入退館の記録手帳メモ、などが証拠となります。

これらの証拠については、会社に開示を依頼したり、裁判所を通じて取得することが考えられます。

③ 会社と交渉する

残業代を計算し、証拠を収集した後は、会社に対して残業代を請求します。

この際、会社から残業時間などに関する反論がある可能性があります。

労働審判裁判をする

会社と交渉をしても、残業代を支払ってもらえない場合には、労働審判、裁判といった法的な手続きをとる必要があります。

労働審判とは、裁判官と労働審判員が審理を行い、調停の成立による解決を試みる制度で、原則として3回の期日で審理が終わります。

裁判は、裁判所に対して訴訟提起をして、強制力のある判決をもらうことになります。

残業代請求でご依頼いただいた場合の実際の事例

退職後に残業代を請求した事例

ご相談者様は、神戸市内の会社に勤務し、日頃から残業をさせられていましたが、定年退職をされた方でした。

退職後でも残業代を請求できるということを知り、アトム神戸法律事務所にご依頼いただきました。

ご依頼後は、弁護士が残業代を計算し、証拠の収集のアドバイスをしました。

ご相談者様は、残業を自分のメモに詳細に記録しており、このメモ帳を会社に提示し、残業代を請求しました。

その結果、会社が残業代の請求を認め、ご相談者様は、過去2年分の残業代を獲得することができました。

ご依頼いただいた場合の弁護士費用

残業代を請求する場合、アトム神戸法律事務所では、選択する手続きにより、弁護士費用が変わり、以下のようになります。

もっとも、弁護士費用が急には準備できないという場合には、いずれの手続きにおいても分割払いが可能ですので、お気軽にご相談ください。

会社との示談交渉

着手金

22万円(税込)

報酬金

得られた利益の11%(税込)

労働審判手続

着手金

44万円(税込)
※ 交渉から継続の場合、差額の22万円(税込)

報酬金

得られた利益の22%(税込)

訴訟手続

着手金

66万円(税込)
※ 交渉から継続の場合、差額の44万円(税込)
※ 労働審判から継続の場合、差額の22万円(税込)

報酬金

得られた利益の33%(税込)

残業代請求についてよくある質問

残業代請求は、どのような手順ですればよいでしょうか

  • 残業代を計算する
  • 証拠を収集する
  • ③ 会社と交渉する
  • 労働審判裁判をする

残業代の計算はどのようにしますか

残業時間×1時間あたりの賃金額×割増率で計算します。

残業時間の証拠にはどのようなものがありますか

所定労働時間の証拠は、労働契約書、就業規則などがあります。

実際に働いている時間の証拠は、

  • タイムカード
  • 出退勤の時間が記載されている業務日報
  • 職場で使用しているパソコンの利用時間の履歴
  • メールの送信履歴
  • IDカードによる会社への入退館の記録
  • 手帳メモ

などがあります。

残業代請求にはどれぐらいの時間がかかりますか

事案によって異なります。労働審判の場合は、比較的短期(6か月ほど)で終わりますが、裁判となると長期間になることが多いです。

残業代請求に期間の制限はありますか

給料日から2年で時効となります。お早めに弁護士にご相談ください。

すぐには弁護士費用が準備できませんが、依頼することはできますか。

できます。弁護士費用の分割での支払いもできますので、お気軽にご相談ください。

相談だけでもできますか

できます。相談に来ていただき、説明を聞いてご依頼をされなくとも問題ありません。アトム神戸法律事務所では、即日、無料で相談をお受けしています。土日祝日でも対応ができます。

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